劇団「柿喰う客」により2012年に初演され、第57回岸田國士戯曲賞最終候補にノミネートされた中屋敷法仁による戯曲『無差別』。
新潟では2014年に、岡田康之・先川史織・高田一樹(現「舞衆一ノ太刀」主宰)による演劇ユニット「Edge Bronx Theater」の第2回公演として上演されました。
出演者として大井 南・内藤陽介・石川直幸らも参加し、シネ・ウインド演劇大賞を受賞するなど講評を博し、のちにAccendere結成のきっかけともなった記念碑的作品です。
前回の上演からおよそ9年、劇団@nDANTEのメンバーたちを中心にキャストを一新し、新たに音楽家として伊藤 剛を迎えリクリエーションします。さらに本家「柿喰う客」の名物企画、全配役をシャッフルした特別公演「乱痴気(らんちき)」も実施。どうぞご期待ください。
2014年上演舞台写真
本家「柿喰う客」のWEBサイトで戯曲と公演映像が公開されています。
公演前に作品内容を知りたい方はどうぞ!
柿喰う客「無差別」
犬殺しを生業とする一族に生まれ、犬のような扱いを受けて育った“族谷狗吉(やからやいぬきち)”は、新たに生まれた妹“狗子(いぬこ)”を一族のケガレを受けぬよう人間として大切に育て上げる。しかし、自身もヒトとして生きヒトとして死にたいと願った狗吉は、ムラを守るヤマの神として祀られているクスノキ“大楠古多万(おおぐすのこだま)”の枝を伐り取って献上することを条件に、兵士として戦争へ赴く。
代わりにヤマの神となったモグラ“日不見姫神(ひみずひめ)”は、自身を奉る神楽舞を踊るよう狗子に命じ、狗子が育てた赤犬“人之子(ひとのこ)”は盲目の舞い方“真徳丸(しんとくまる)”をムラに導く。
枝を伐られた恨みによりクスノキがキノコに変貌する時、空にはさらに大きなキノコの神が現れ、大地には雨が降り注ぐ。
それは、神も仏も獣も人も、無差別に傷つける黒い雨――
※画像をクリックすると拡大画像(PDF)が表示されます
族谷狗子(ヤカラヤ イヌコ):白井 しろ
族谷狗吉(ヤカラヤ イヌキチ):永井 誉楠
日不見姫神(ヒミズヒメ):益川 真由葉
大楠古多万(オオグスノコダマ):保科 空良
真徳丸(シントクマル):越戸 陵賀(以上、劇団@nDANTE)
族谷人之子(ヤカラヤ ヒトノコ):早川 杏
天神様(テンジンサマ):先川 史織(以上、Accendere)
2023年9月
15日(金) 19:30
16日(土) 13:30 / 19:30
17日(日) 16:00【乱痴気】全配役をシャッフルした特別ステージ
18日(月祝) 13:30
※乱痴気公演の配役は後日公式HPおよびSNSで発表いたします。
※開場は開演の30分前です。
※上演時間は約90分(途中休憩なし)を予定しています。
※未就学の方はご入場いただけません。
※車椅子でご来場の方は事前にご連絡ください。
【ご注意】
本公演は、暴力的な描写および戦争の描写を含むシーンがございます。
また、演出効果として激しい照明と音響を使用する予定です。
お子様や視覚・聴覚が敏感な方のご観劇にあたってはご注意くださいますようお願いいたします。
観劇にあたってご不安なことがありましたら、お気軽にお問合せください。
通常公演 一般 2,500円、18歳以下 1,000円
乱痴気公演 一般 2,000円、18歳以下 1,000円
全席自由、当日券は500円増し
7月2日(日)11時発売
チケット取扱
・CoRichチケット
https://ticket.corich.jp/apply/263899/
・りゅーとぴあ2Fインフォメーションカウンター
窓口販売(営業時間11時〜19時/毎月第2・4月曜の休館日を除く)
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・スタジオB
(新潟市中央区一番堀通町3-2 白山公園内)
URLhttps://www.ryutopia.or.jp/traffic/access/
【E−mail】information.accendere@gmail.com
【公式HP】http://accendere.web.fc2.com/
【Tel】090-5438-7853(サキカワ)
美術:Rikki TIKKI TAVI
照明:矢間日君朗
衣裳・ヘアメイク:三浦光絵
演出助手:三浦真央(Souer⁺)
舞台監督:川崎穂乃香
宣伝美術・撮影:小山恭平(Accendere)
企画・製作:Accendere
【Twitter】@accendere_info